かつて日本は藍の国でした。人々の衣服や街も藍色で溢れてました。江戸的な風景が残る明治8年(1875年)に政府の招聘で来日したイギリスの化学者、ロバート・ウィリアム・アトキンソンがその藍色を「ジャパン・ブルー」と記しています。彼がどのような光景を目にしたのでしょうか、今では想像するしかありませんが、ひとつ確かなことは江戸時代の浮世絵には多くの藍が使われていたことが分かります。
江戸時代には多くの庶民に親しまれた藍。現在では手間のかかる藍は高価な商品となってしまったのは致し方ない事ですが、当工房では藍染をかつてのように気軽に楽しく活用できたらと考えています。
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